2024年12月30日
12月29日(日)
「光る君へ」総集編を観る。。
まひろの思い出語りで進行する形式。
「籠から逃げる(自由を求める)鳥」のモチーフ。
全編を貫く主題。
そして、『源氏物語』若紫の巻に投影。
学問好きの嘘つき(妄想癖)の風変わりな女の子と、調子を合わせる学問が好きでない貴族の息子の川辺(賀茂川)の出会い。
道長、…
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2024年12月17日
12月16日’(月)
生活習俗という点で、ドラマ「光る君へ」の演出で良かった点は住環境の再現。
開放的(過ぎる)な寝殿造の構造的特性がセットで見事に再現されていた。
夏は風が通って涼しそうだが、冬はさぞ寒かったと思う。
もう1点、道長の執務場所が、廂(ひさし)の間の、しかも縁に近い場所にしつらえられていたのは、
採…
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2024年12月17日
12月16日’(月)
生活習俗という点で、ドラマ「光る君へ」の演出と、史実としての平安時代の違い。
思いつくままに3点。
① 平安時代の貴族が最も怖れた「死穢」の扱いがきわめて軽い。
三郎とまひろが、葬送の地である鳥辺野で、友人の直秀の遺骸を素手で生めるシーンがあったが、まずありえない。
② やはり平安貴族が重視し…
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2024年12月16日
12月15日’(日)
「光る君へ」第48回(最終)
あ~ぁ、終わっちゃった。
長年待ち望んだ平安王朝・大河ドラマ。
1年間、1回も欠かさず、堪能させていただきました。
40年前、『御堂関白記』の購読会で机を並べた、時代考証の倉本一宏さん、ほんとうにお疲れさまでした。
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2024年11月25日
11月24日(日)
「光る君へ」
藤式部が旅に出る。行く先は大宰府。
道長は「(朝廷の)使船に乗っていけ」と言う。
藤式部の身分は、太皇太后(彰子)付きの女房で、おそらく位階・がある公的な女官ではない。
さらに、旅は公用ではなく私用である。
朝廷の使船に便乗することが、特別待遇だ。
難波津から瀬戸内海を…
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