2月17日(月)ふたたび夜のバンコク、アラブ人街探訪-「WPATH 2014 Symposium in Bangkok」参加記(4日目の3)
2月17日(月)
(続き)
実は、午後のセッション、猛烈に眠かった(何度も意識喪失)。
昨夜は5時間半ほど眠ったはずだが、寝坊してはいけないという緊張から眠りが浅かった。
タイに来てから、同じ理由でほぼ毎晩、眠りが浅く、疲労が蓄積しているのだと思う。
今夜はまた街に遊びに出るそうなので、その前に少しでも眠らないと身体がもたない。
ということで、東さんの部屋で、休ませてもらう。
1時間半ほど熟睡。
やっと、すっきりした。
部屋の冷房が少し効きすぎなので、ベランダに出てチャオプラヤー川を眺める。
東京の隅田川の川幅をもう少し広くした感じ。
いくつもの艀を繋いだタグボートが川を上っていく。
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タイではまだまだ物流に果たす川の役割は大きそうだ。
19時、東さん、佐々木さん、りりぃさん、あきこさん、私の5人でホテルの桟橋から舟に乗る。
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10分ほど川を遡って、高架鉄道(BMT)シーロム線のサパーン・タクシン駅に直結している船着き場へ。
駅の自動販売機(硬貨しか使えない)でカード・チケットを購入(42B)。
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ホームへ。
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入線してきた車両を見てびっくり。

桜咲く京都など日本の観光地のラッピング・カー。
目の前にとまったドアには長野県の松本城。
昨年あたりからタイからの観光客が増えているのは知っていたが、こういう広告の効果だったのだ。
Siam(サイアム)駅でに乗り換えてNana駅で下車。
東さんの案内で(昨夜も行ったらしい)アラブ人街へ。
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ともかくお腹が減っていたので、やたらと銀色っぽいエジプト料理店に入る。
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イスラム教のまじめな店らしくお酒はメニューになく、飲み物はノン・アルコールだけ(ビールが欲しい)。
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料理が来た。
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上の白っぽいのがレバノン・パン、下は普通のナン。
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サフランライスとフンムス(ひよこ豆のペースト)。
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ライスと漬物(ピクルス)の盛り合わせ(胡瓜と葱は生)。
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じゃがいも中心のペジタリアン・カレー。
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マトン・カレー。
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オクラとチキンのカレー。チキンは骨付きのまま煮込み。
ああ、おいしかった。
特に、オクラのカレーがおいしかった。
食後のデザートは、水煙草。
水煙草はイスラム圏の喫煙文化で、フレーバーで香り付け(今回はチェリー)がされた専用のタバコの葉(樹脂で固めてある)に炭を載せて熱し、出た煙をガラス瓶の中の水を通して吸う。
経験者の東さんは上手に吸って盛大に煙を吐き出す。
私も三口ほど吸ってみたが、ポワンとちょっとだけ煙が出るだけで全然ダメ。
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ちなみに58年生きてきて、これが初めての喫煙経験。
たったこれだけなのに、あとで頭が痛くなった。
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↑ ここで加熱する。
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↑ 店のディスプレイになっている高価そうな水パイプ。
お会計は水煙草代を入れて約1500B(1人300B)だった。
レストランを出てアラブ人街を見学。
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↑ 薬屋さん。香水も売っていたが、かなり高価。
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↑ 焼きトウモロコシの露店。他の地域ではあまり見かけない。
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↑ 店の前にいる女性のファッションからして、一見、フーゾク店に見えたが、理髪店らしい。
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↑ 靴屋さんが密集している。
なぜアラブ人が履き物産業なのか? 私の推測。
敬虔な仏教徒のタイ人は殺生禁断を嫌うので動物の皮革を使うことが多い履き物産業には就かない。
で、その分野を殺生のタブーがないイスラム教徒(アラブ人)が担った。
もしそうなら、日本における被差別民の発生と構造的によく似ている。
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↑ アラブ・ドレス屋さん。
エスニック系ファッションが好きらしい東さんが入ったので皆で入る。
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ここの主人、東さんと佐々木さんを指して「2人は本物のLady」、残りの3人を向いて「3人はLady Boy」と言う。
「はい、100点満点、すごいすごい」と誉めると、「自分はLady Boyが大好きだから、ちゃんとわかるのだ」と自慢する。
まあ、こういうトランス好きで、やたらと目利きなオヤジは新宿の女装世界で何人も知っているから、驚きはしないが・・・、でも、おじさん、イスラム教徒でしょ。
で、ちょっと疑問。
このオジサンは、バンコクに来てからLady Boy好きになったのか、それとももともとLady Boyが好きだからバンコクに来たのだろうか?
前者なら環境要因で性的嗜好(もしくは性的指向)が変化したことになるが、後者の場合、そうした性的指向をもつ人は故国では宗教的タブーに触れて背教者になりかねず、性的な理由で国を離れたSexuality難民と言えなくもない。
どっちなのか、聞き忘れたが、まあ、sexualな理由で、故国に居にくくて、日本に出稼ぎに来ていたイスラム系の男性(イラン人とか、トルコ人とか、バングラ人とか、アゼルバイジャン人とか)と、その昔、何人も付き合ったことあるから、彼らなりの苦労はよくわかる。
日本のニューハーフ・女装者好き男性とは社会的危険度がまったく違うのだ。
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↑ 移動露店。なるほどこういう構造になっているのか。
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↑ アラブ人街に月(月齢17)が上る。
アラブ人街からNanaプラザに戻る。
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↑ 露店に山積みのドリアン。
歩き疲れたので、マッサージ店に入る。
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↑ まず、表通りのきれいそうな店に東さんと佐々木さんを入れる。
怪しい3人組は別の店を探すがなかなか適当な店が見つからない。
30分近くさまよった末に、あまりぱっとしない裏店に入る。
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フットマッサージは60分300Bだったが、30分ちょっとしか時間がない。
30分で300Bでいいからということで、やってもらう。
これがまずまず当たりで、3人の女性がなごやかな雰囲気で丁寧にマッサージしてくれた。
特にフットマッサージ初体験で関西乗りでいろいろしゃべるりりぃさんの担当が笑い上戸の若い娘で、まるで漫才みたいで、聞いてておかしかった。
私の担当は、あまりしゃべらない女性だったが、最後にサービスで(と言っても時間内なのだが)上半身の古式マッサージをしてくれて、気持ちよかったが、彼女、側の壁をトントン叩き「Wall,Wall」と言う。
背中が壁みたいに固いと言うことらしい。
まあ、そうだろうなぁ。
東・佐々木組と合流。
あっちの店「あまり良くなかった」そうだ。
やっぱり、店の見かけに頼ってはいけないのだなぁ。
路上の露店で、ビールを飲む。
マッサージの後のビールはおいしいのだが、店のオバさんに「300B」と吹っかけられる。
東さんが交渉して3本で300Bになる。いったい何なんだ・・・。
タクシーでAnantara Bangkok Riverside Resort & Spaへ。
150Bという約束で乗ったのだが、人が好さそうな若い運転手で、東さんが「私たちが何人か当てたら50Bプラスする」と言い出す。
運転手、迷った末に「korea」と言う。
東さんが「Final answer?」と言うと、「Japan」と答えを変えた。
はい、おめでとう! ボーナス・チップ50B。
彼、田舎からバンコクに出て来てずいぶんになるが、タクシー運転手では収入が少なく結婚できないと言う。
夢は、レンタルではなく自分の車を持つことだそうだ。
東さんの部屋に寄り、預けた荷物(学会資料)を回収して、掌子さんとタクシーで自分のホテルに戻る。
0時25分、Ramada Menam Riverside Hotelに帰着。
疲れたけど、楽しかった。
就寝、1時。
(続き)
実は、午後のセッション、猛烈に眠かった(何度も意識喪失)。
昨夜は5時間半ほど眠ったはずだが、寝坊してはいけないという緊張から眠りが浅かった。
タイに来てから、同じ理由でほぼ毎晩、眠りが浅く、疲労が蓄積しているのだと思う。
今夜はまた街に遊びに出るそうなので、その前に少しでも眠らないと身体がもたない。
ということで、東さんの部屋で、休ませてもらう。
1時間半ほど熟睡。
やっと、すっきりした。
部屋の冷房が少し効きすぎなので、ベランダに出てチャオプラヤー川を眺める。
東京の隅田川の川幅をもう少し広くした感じ。
いくつもの艀を繋いだタグボートが川を上っていく。
-thumbnail2.jpg)
タイではまだまだ物流に果たす川の役割は大きそうだ。
19時、東さん、佐々木さん、りりぃさん、あきこさん、私の5人でホテルの桟橋から舟に乗る。
10分ほど川を遡って、高架鉄道(BMT)シーロム線のサパーン・タクシン駅に直結している船着き場へ。
駅の自動販売機(硬貨しか使えない)でカード・チケットを購入(42B)。
ホームへ。
入線してきた車両を見てびっくり。
桜咲く京都など日本の観光地のラッピング・カー。
目の前にとまったドアには長野県の松本城。
昨年あたりからタイからの観光客が増えているのは知っていたが、こういう広告の効果だったのだ。
Siam(サイアム)駅でに乗り換えてNana駅で下車。
東さんの案内で(昨夜も行ったらしい)アラブ人街へ。
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ともかくお腹が減っていたので、やたらと銀色っぽいエジプト料理店に入る。
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イスラム教のまじめな店らしくお酒はメニューになく、飲み物はノン・アルコールだけ(ビールが欲しい)。
料理が来た。
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上の白っぽいのがレバノン・パン、下は普通のナン。
サフランライスとフンムス(ひよこ豆のペースト)。
ライスと漬物(ピクルス)の盛り合わせ(胡瓜と葱は生)。
じゃがいも中心のペジタリアン・カレー。
マトン・カレー。
オクラとチキンのカレー。チキンは骨付きのまま煮込み。
ああ、おいしかった。
特に、オクラのカレーがおいしかった。
食後のデザートは、水煙草。
水煙草はイスラム圏の喫煙文化で、フレーバーで香り付け(今回はチェリー)がされた専用のタバコの葉(樹脂で固めてある)に炭を載せて熱し、出た煙をガラス瓶の中の水を通して吸う。
経験者の東さんは上手に吸って盛大に煙を吐き出す。
私も三口ほど吸ってみたが、ポワンとちょっとだけ煙が出るだけで全然ダメ。
ちなみに58年生きてきて、これが初めての喫煙経験。
たったこれだけなのに、あとで頭が痛くなった。
↑ ここで加熱する。
↑ 店のディスプレイになっている高価そうな水パイプ。
お会計は水煙草代を入れて約1500B(1人300B)だった。
レストランを出てアラブ人街を見学。
↑ 薬屋さん。香水も売っていたが、かなり高価。
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↑ 焼きトウモロコシの露店。他の地域ではあまり見かけない。
↑ 店の前にいる女性のファッションからして、一見、フーゾク店に見えたが、理髪店らしい。
↑ 靴屋さんが密集している。
なぜアラブ人が履き物産業なのか? 私の推測。
敬虔な仏教徒のタイ人は殺生禁断を嫌うので動物の皮革を使うことが多い履き物産業には就かない。
で、その分野を殺生のタブーがないイスラム教徒(アラブ人)が担った。
もしそうなら、日本における被差別民の発生と構造的によく似ている。
↑ アラブ・ドレス屋さん。
エスニック系ファッションが好きらしい東さんが入ったので皆で入る。
ここの主人、東さんと佐々木さんを指して「2人は本物のLady」、残りの3人を向いて「3人はLady Boy」と言う。
「はい、100点満点、すごいすごい」と誉めると、「自分はLady Boyが大好きだから、ちゃんとわかるのだ」と自慢する。
まあ、こういうトランス好きで、やたらと目利きなオヤジは新宿の女装世界で何人も知っているから、驚きはしないが・・・、でも、おじさん、イスラム教徒でしょ。
で、ちょっと疑問。
このオジサンは、バンコクに来てからLady Boy好きになったのか、それとももともとLady Boyが好きだからバンコクに来たのだろうか?
前者なら環境要因で性的嗜好(もしくは性的指向)が変化したことになるが、後者の場合、そうした性的指向をもつ人は故国では宗教的タブーに触れて背教者になりかねず、性的な理由で国を離れたSexuality難民と言えなくもない。
どっちなのか、聞き忘れたが、まあ、sexualな理由で、故国に居にくくて、日本に出稼ぎに来ていたイスラム系の男性(イラン人とか、トルコ人とか、バングラ人とか、アゼルバイジャン人とか)と、その昔、何人も付き合ったことあるから、彼らなりの苦労はよくわかる。
日本のニューハーフ・女装者好き男性とは社会的危険度がまったく違うのだ。
↑ 移動露店。なるほどこういう構造になっているのか。
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↑ アラブ人街に月(月齢17)が上る。
アラブ人街からNanaプラザに戻る。
↑ 露店に山積みのドリアン。
歩き疲れたので、マッサージ店に入る。
↑ まず、表通りのきれいそうな店に東さんと佐々木さんを入れる。
怪しい3人組は別の店を探すがなかなか適当な店が見つからない。
30分近くさまよった末に、あまりぱっとしない裏店に入る。
フットマッサージは60分300Bだったが、30分ちょっとしか時間がない。
30分で300Bでいいからということで、やってもらう。
これがまずまず当たりで、3人の女性がなごやかな雰囲気で丁寧にマッサージしてくれた。
特にフットマッサージ初体験で関西乗りでいろいろしゃべるりりぃさんの担当が笑い上戸の若い娘で、まるで漫才みたいで、聞いてておかしかった。
私の担当は、あまりしゃべらない女性だったが、最後にサービスで(と言っても時間内なのだが)上半身の古式マッサージをしてくれて、気持ちよかったが、彼女、側の壁をトントン叩き「Wall,Wall」と言う。
背中が壁みたいに固いと言うことらしい。
まあ、そうだろうなぁ。
東・佐々木組と合流。
あっちの店「あまり良くなかった」そうだ。
やっぱり、店の見かけに頼ってはいけないのだなぁ。
路上の露店で、ビールを飲む。

東さんが交渉して3本で300Bになる。いったい何なんだ・・・。
タクシーでAnantara Bangkok Riverside Resort & Spaへ。
150Bという約束で乗ったのだが、人が好さそうな若い運転手で、東さんが「私たちが何人か当てたら50Bプラスする」と言い出す。
運転手、迷った末に「korea」と言う。
東さんが「Final answer?」と言うと、「Japan」と答えを変えた。
はい、おめでとう! ボーナス・チップ50B。
彼、田舎からバンコクに出て来てずいぶんになるが、タクシー運転手では収入が少なく結婚できないと言う。
夢は、レンタルではなく自分の車を持つことだそうだ。
東さんの部屋に寄り、預けた荷物(学会資料)を回収して、掌子さんとタクシーで自分のホテルに戻る。
0時25分、Ramada Menam Riverside Hotelに帰着。
疲れたけど、楽しかった。
就寝、1時。
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